津波で亡くなった子を思う青い鯉のぼり 宮城・東松島で空に500匹 06.05.2026

東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県東松島市大曲浜地区で、震災で亡くなった弟を追悼する青い鯉のぼりプロジェクトが始まった。伊藤健人さん(33)は2011年、自宅前のがれきから弟の律くん(当時5)が好きだった泥だらけの青い鯉のぼりを見つけ、洗って揚げた。この行動に共感し、「青い鯉のぼりプロジェクト」が発足。年々参加者が増え、2024年からは「青い鯉のぼりまつり」として地域を挙げて開催され、今年は矢本海浜緑地公園などに500匹の青い鯉のぼりが掲げられた。5月5日のこどの日には、鎮魂と復興を祈願する和太鼓や歌、踊りが披露され、多くの訪問者が訪れた。実行委員会の鎌田司郎会長(76)は「亡くなった子どもたちの鎮魂と生きる子どもたちの成長を願っている」と述べ、伊藤さんは「震災のつらいことだけではなく、地域に根ざしたまつりとして世代をつなぎ、100年続くものにしたい」と語っている。

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